◆ 服屋さん(アパレル店員)ってどんな仕事?
服や身につける商品を通して、お客さんに自信を付けさせたり、幸せにするお仕事です。
ちなみに、アパレルとファッションのちがいですが、アパレルという言葉の由来としてはフランス語のappreiller(適合させる)という言葉が語源となります。着せるや着飾るという意味で、布から作った既製服のことをアパレルと呼ぶようになりました。
ファッションの言葉の由来は英語で、衣服だけを指すのではなく、ヘアスタイルやメイク、小物なども含めた身につけるもの全体を指していることが多いです。
主に洋服や雑貨を中心に売っているお店で働く専門家で、お店の美しさを保ち、商品が魅力的に陳列されるよう心がけ、来てくれたお客さんが気持ちよく買い物できるようサポートします。
店員さんは商品の特性や最新のトレンドをしっかりと理解しており、素材、色、形などの細かい情報も把握しています。販売だけでなく、お客様の好みや体型に合わせて最適な商品を提案し、トータルなファッションコーディネートのアドバイスも行います。
また来てくれるリピーターのお客様を増やすためには、お客様との信頼関係を築くことが欠かせません。
名簿を作成し、ダイレクトメールやネットを通じて最新アイテムやお得な情報を提供することで、来店回数を増やし、お客様とのつながりを深めます。
また、ファッションアドバイザーは経験を積むと、商品の仕入れや在庫管理なども担当することがあります。
与えられた予算内で、売上に貢献できるような効果的な商品の仕入れを行い、お店の成功をともに作ります。
◆ 服屋さん(アパレル店員)になるには?
ファッション販売員は、学歴や資格は必要なく、ファッションに興味があり人と接するのが好きなら比較的入りやすい職業です。
好きなブランドで働けるようになるためには、倍率は高くなります。
お店には子供服から大人の服までさまざまな種類があり、それに応じて様々な年齢層の人が働いています。
関連する資格としては「販売士」や「色彩検定」があります。
接客業ですので、気配りができ、適切な声かけができることが求められます。また、立ち仕事であり、商品の運搬や売り場での移動もあるため、ある程度の体力も必要です。
お客様の買いたいという気持ちを高めるためには商品知識やセンス、良いコミュニケーションが必要で、寸法直しのための採寸知識や技術も必要です。
正社員からアルバイトまで様々な雇用形態があり、職場内のコミュニケーションも大切です。
◆服屋さん(アパレル店員)の働き方の特徴
ファッションのお店にも、高級な注文服や既製服を扱うブティックや、全国に支店があるファッション専門店、百貨店やスーパーの中の洋服屋、一人で経営しているお店などたくさんの種類があります。
お店には子ども向けから大人向けまで、いろんな年代や場所に合わせたいろんなタイプのお店があります。
ファッションのお店では、正社員だけでなく、メーカーからの一時的な派遣やアルバイト、パートなど、いろんな働き方があります。比較的、女性が多く働く場所でもあります。
お店の営業時間はお店ごとに違いますが、正社員の場合は基本的に早い時間から働くこともあれば、遅い時間から働くこともあります。
そして、お客様が来やすい土日や祝日も開いているお店が多いので、スタッフは交代で休みを取りながら週に2日休むことが多いです。
(火・木とか!)
最近では、ネット通販やファストファッションなど新しい流れも出てきていますが、高級で品質が良く、ブランド力があるお店には需要があります。
衣料品のお店やアパレルショップは今、大きな変化の時期にあります。生き残るためには、戦略をしっかりと立て、時代の変化に合わせて進化することが求められている業界の一つです。
◆働いている人の数(就業者数)
3,291,060人
(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)
◆月に働いている時間(労働時間)
163時間
(出典:令和4年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
◆お給料(年収)
357.7万円
(出典:令和4年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
◆年齢
42.6歳
(出典:令和4年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
◆有効求人倍率
2.22倍
(令和4年度)