こちらの記事では
営業職の将来性や給与
大変なところや向いている人の特徴について、
記載をしています。
前回の記事
「営業職ってなに?」
「営業職の種類」をご覧になっていない方は
こちらからご覧ください。
営業職は、ひとことで言うと
「魅力をお客さんに伝えて、商品を売る仕事」
でした。
今回の記事を読むことで、
営業職の将来性や、給与、
大変なところ、向いている人について
理解をすることができます。
営業職の将来性って?
今回、営業職の将来性を考えるにあたっては、
「時代が変わっても、
必要とされ続ける仕事か」
という点で考えてみます。
結論、営業職は必要とされ続けると考えます。
AI(人工知能)や、機械の発達によって、
人間にしかできない仕事は
段々と少なくなっていきます。
その中で、営業職は
“人間にしかできない“仕事を行っており、
“人間にしかできない”スキルが
必要な職種と言えるからです。
会社や営業の目指している
①お客さんの課題を
②自分たちのサービスで
③解決する
ためには、
①お客さんに課題だと気づいてもらうこと
②自分たちのサービスの魅力を感じてもらうこと
③解決できる未来を一緒に考えること
が重要となります。
これらの行動は、
仮に「営業」という名前がなくなったとしても、
本当の価値や役割はなくなることはありません。
その他の理由としては、
営業の場面では、
人同士でのコミュニケーションも多くあり、
イレギュラーが発生しやすいことも挙げられます。
そして、イレギュラーはAIの苦手とする分野といえます。
(同じことを繰り返すだけなら、AIや機械が無敵)
営業職に求められるスキルとは?
先ほどの3項目をふまえて、
営業職に求められるスキルをみてみましょう。
①お客さんに課題だと気づいてもらうこと
②自分たちのサービスの魅力を感じてもらうこと
③解決できる未来を一緒に考えること
そのためには、
ヒアリング力・論理的思考力、
提案力・プレゼン力・情報収集力
課題発見力・課題解決力・行動力など、
あげ出せばキリがないくらいの
多様な力を求められます。
これらは、売れる営業に
求められる高度なスキルですが、
営業職以外の職種だとしても必要なスキルを
総合的に身につけることができるとも言えるのではないでしょうか。
営業職の大変なところは?
では、営業職として仕事をするにあたって
みなさんが大変に感じる点はどういう点なのでしょうか。
体力や労働時間については、
どの業界/職種においても
大変なところは大変ですね。
しいて言うのであれば、
お客さんの窓口になっていることから、
土日に電話がかかってくる可能性や
労働時間が延びてしまう可能性があります。
①数字を追うことに疲れてしまう
成果が数字に反映されやすいため、
他人と比較されやすい環境にあります。
数字だけを目標にしてしまうと、
何のために自分はがんばっているのかを
見失ってしまうこともあります。
わたしも転職エージェントとして
数字を追った経験があります。
やりがいを持って働いていたにも関わらず、
疲れてしまったことも事実としてあります。
会社からは毎月の目標を言われ、
その目標に向かって努力する。
達成をして表彰されても、
目標は翌月にはリセットされ、
新たな数字を追い続ける。
そんな環境に疲れてしまうのは、
十分に想像がつきますし、ありえることですよね
ノルマ
営業職でよくイメージをされる
売上ノルマは実際にあります。
ノルマという表現をしなかったとしても、
「月に○件売ってきてほしい」
「半年で○万円の利益を出したい」
といった目標は確実に存在します。
ただ、目標自体は、
人事も事務もマーケティング職にも、
どんな職種にもあります。
簡単に「営業職=ノルマがある」とは言えないですね。
②メンタルが強くないとやってられない
特に新規営業の場合、
めちゃめちゃに冷たく
あしらわれる可能性もあります。笑
駅前のティッシュ配りの方や
キャッチのお兄さんへの
自分の対応を思い出してみると、
イメージはわきますよね。
誰も悪くない世界。
メンタルが強くないとやってられない部分はあります。
営業職のお給料は?
Dodaの平均年収ランキング【最新版】によると
営業職の平均年収は435万円となります。
20代 371万円
30代 494万円
40代 577万円
50代〜 675万円
令和3年の国税庁発表による
日本のサラリーマンの平均給与は433万円ですので、
平均的な給与ともいえそうですね。
とはいえ、
MR(お薬等の営業)では
平均年収は713万円と高年収であったり、
不動産業界や人材業界、
保険業界や自動車業界など、
インセンティブがある業界を選択することで
新卒2年目でも1000万円を超えるなど、
大きく給与を上げられる方もいます。
※インセンティブ
ごほうびのこと
目標達成をしたときに、
お給料やボーナスを追加でもらえます
営業職に向いている人って?
次に、どんな人が営業職に向いているのかを
みていきましょう。
「人あたりがいい」
「コミュニケーション能力が高い」
「プレゼン上手」
というイメージは既にあるかと思いますので、
別の視点からみていきます。
①相手の立場で物事を考えられる人
相手の話をしっかりと聴ける人と言ってもいいかもしれません。
営業に求められるのは、
事前にある情報や会話の中から、
相手の求めていることを理解し、
それに合わせた提案をすることです。
人の話を聴けていなければ、
課題を発見することもできません。
商品がどんなに魅力的であったとしても
相手が「それ欲しい!」と感じなければ、
喜んではもらえません。
仮に、わたしの誕生日に友人から
高級時計をもらったとしてもテンションは上がりません。
高級な物は悪いなと真っ先に考えてしまうし、
大切な時計は既に持っているし、
そもそも普段は時計を着けていないからです。笑
魅力を伝えるプレゼン力や、
論理的に考えられる力も必要ですが、
相手の話を聴く「ヒアリング」が得意な方にも、
向いている要素はあります。
・自分の好きなものを広めていきたい思いがある
売る商品やサービスが好きで、
自信を持っておススメできることは、営業として強みです。
「数字を追うことに疲れてしまう」人も、
自信を持っておススメしたい商品なら、
人の役に立つことも実感でき、
数字を追うことだけが目的とはならず、
イキイキと仕事ができそうですよね。
・会社に対して直接的に成果をあげたい思いがある
営業職は会社へ直接的に利益を上げる職種であり、
ゴールを決める職種でもあります。
自分の成果(数字)は一目で分かりますし、
他人と比較することも簡単にできてしまいます。
ここは、よくもわるくも、ですかね
「自分の活躍が目に見える状態で確認したい」
「成果を上げることで、褒められたい」
「成果に見合ったお給料が欲しい」
という思いがある方には向いていると言えるでしょう。
さいごに
今回は営業職について、解説をしてきました。
職業別就業者数では、
総労働者6713万人の848万人が販売従事者となっています。
ざっくり12%が営業職ということになりますね。
新卒の文系学生の7割が
営業職に就職するとも言われている中で、
少ないと感じられた方もいるかもしれません。
医療従事者、教員、公務員、農業従事者
などの職業もふくめて考えると
イメージがわきそうですね。
ちなみに営業職以外にも選択肢はありますし、
営業職の中にも種類があります。
これからも自分に合った職業選択のため、
幅広く視野を拡げていきましょう。