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アカペラ経験は就活で有利!?強みや自己PR例文も!

みなさん、こんにちは!

関東の150名規模のアカペラサークルで代表経験があり、
現在も面接官やキャリアコンサルタントとして勤めている私が、
独断と偏見で書いてまいります。
※詳細なプロフィールはコチラ

アカペラ経験としては、ソラマチの初年度〜3回目まで出演し、
2023年度で久しぶりにエントリーしたら落ちました。笑
みんなすごいうまいですね。。。笑

今は結婚式の余興や○ペラなどで、
年2回くらいで人前で歌わせてもらっています!

結論、アカペラサークルでの活動は、
就職活動において、内定に繋がる魅力的な経験がたくさん得られます。
(先輩は新入生にも是非伝えてあげてください!)

にも関わらず、もったいない自己PR/ガクチカ/自己認識の学生さんが本当に多いんです。
面接官への伝え方ひとつで、みなさんの印象はガラリと変わります!
履歴書の書き方ひとつで、書類の通過率は明らかに変わります!

せっかくですので、しっかりと言語化をして面接に臨んでください!!

  • アカペラサークルの就活について知りたい
  • アカペラ×自己PRの作り方で迷っている
  • アカペラの就活における優位性を知りたい
  • アカペラサークルに入ろうか悩んでいる
  • アカペラーで面接対策に困っている

そんな方は是非ご覧ください!
※納得のいく就活方法の記事はコチラ

目次

  • 他のサークルでは経験できないアカペラの特徴4選
  • アカペラで身に付くスキルと自己PR例
     アカペラで身に付くスキル一覧
     パート別 自己PR例
  • アカペラーの面接対策
     当日の心構え
  • さいごに

◆他のサークルでは経験できないアカペラの特徴4選

他のサークルでは経験できない、就活に役立つアカペラの特徴が大きく4つあります!

  •  ①声(個性)を活かせる
  •  ②協調性が必須すぎる
  •  ③発表の機会がある
  •  ④目標までの練習(手段)が明確である

「どうして数あるサークルの中からアカペラを始めたんですか?」
にも対応できるようになります!
自信を持って、アカペラの経験が伝えられるように、
一つずつ解説していきましょう!

①声(個性)を活かせる

アカペラの最大にして最強の特徴は、「個性を活かした」という経験を積める点です。
就活において、面接において、めちゃめちゃ使いやすい

アカペラでは、それぞれの声が楽器となります。
たしかに他の楽器でも、上手さや細部にも個性が宿りますし、
スポーツの1プレーにも個性は宿ります。

ですが、アカペラはその比ではないくらい、
誰からどう見ても「個性の重要性」が伝わります。
その人にしか出せない声なんですもの。

あなたがあなたのまま、重要なピースとなるということが
アカペラという演奏形態であり、醍醐味です。

AさんとBさんと組み合わせはめっちゃハモる。
CさんはAさんとハマらなくても、CさんとDさんとは抜群に合う。
そんな組み合わせが、小さなサークルの中ですら、無数に存在するのです。

また、声は低いからリードボーカルはできなくても、ベースに適性がある。
音感は苦手でもリズムが取れるからパーカスの道を探した。
演奏は難しかったから、アレンジや運営、サポート/プロデュースに回った。
等、個性に合わせたパートや役割が用意されていることもアカペラの魅力です。

②アカペラには協調性が必須すぎる

アカペラの特徴の2つ目は、協調性が必須すぎるという点です!

まず、面接官のアカペラのイメージは、ほぼ皆無だと思っていた方がいい。
(競技人口たくさんいるんですけど、親御さんたちの時代にはあまりなかったんすよね)

そんな中でも、アカペラにもたれているイメージは「少人数でやる合唱みたいなやつ」
そして、そのイメージこそが、その通りです。


0.1秒単位で声を合わせるんですよ!
めっちゃ協調性です。

Hz単位で音を合わせるんですよ!!
めっちゃ協調性です。

一人では達成できないことを、みんなで力を合わせて達成する
だからこそ、「チームや組織が重要なんだ」ということの重要性が、
そのまま伝えられる形式は、他の活動ではなかなかないのです。
もう組体操以来の快挙です。

最高のパフォーマンスをするために、
学業の時間やバイトの時間すらも削って練習し、
私たちはときに合宿を行い、寝食を共にし、
ものすごい練習量を経て、互いの理解を深めあいます。

協調性の低い人ができる種目じゃないんです。
もうアカペラやってる人は、みんないい人です。

③発表の機会(目標)がある

アカペラの特徴の3つ目は、発表の機会(目標)が複数設定できる!という点です!
面接時には、「力を入れたことはなんですか?」聞かれますよね?

面接の場での自己PRにおいても、目標自体がふわっとしていると、
「取り組んだ経験」や「力を入れた経験」についてもふわっとした
薄い内容になってしまいします。

みなさんもサークルでの活動をしていく中で、
サークルライブ、学園祭への出場、
動画の撮影、外部イベント等、
楽曲の練習をするにも、発表の場を設けてきたはずです。

「何のために頑張ってきたのか」というエピソードを伝える際、
多くの設定できる目標があることはアカペラのありがたい要素です。

ちなみに10年前はイベントの数が今ほど多くなかったんです。
(感覚的には半分以下)
たくさんイベントを作ってくれている方々に感謝ですね。

④目標までの練習(手段)が明確である

アカペラの特徴の4つ目は、目標までの手段が明確である!という点です!
面接官にとって絶妙に想像しにくいジャンルであることも大きいと思っています。

先ほど考えた目標に対して、アプローチを考え抜く経験や、
やり抜いた経験が、就活や面接においても頼もしい武器となります。

実際に取り組みを面接で話すとしたら、この構文ですよね!

  • ○○に出たいと思った。
  • そのためには、○○が必要だと考えた。
  • ○○に具体的にどう取り組んだ。
  • 結果として、○○することができた。

・動画で客観視し、ステージパフォーマンス等の魅せ方を考える
・バンドクリニック等で有識者から学ぶ
・バンドメンバーと意見を交わし、課題を特定する
・工夫した練習方法に取り入れてみる
・発表機会を増やす
・プロアカペラを完コピする
・とにかく時間をかけて練習する

様々なアプローチ方法がある中で、
こだわれそうなポイントを見つけて、
チームで改善を繰り返し、目標を目指していく
ストーリーとして、分かりやすい

「いやいや!そんなにガッツリ、アカペラやろうとしていないよ」
なんて方もいると思います。
ただ一度、就活対策だけではなく、
目標に向かって力を入れてみてほしいなって思っています。

上手くならなくても、アカペラを楽しむことは十分にできますが、
一定以上、上手くならないと見えない景色もあります。
人生のバイブル、ハイキューでも言うてます。

「”勝負事で””本当に楽しむ為には強さが要る”」
 by 嶋田マートの嶋田さん

完全同意です。(ソラマチ落ちたの悔しい)

私は大学まで一切音楽に触れたことがなく、スポーツばかりでしたが、
インカレで声がかかるようになってから、
見える世界が変わったことを実感しています。

老人ホームで歌ったのも楽しかったし、
1000人規模のステージでスポットライトがあたるのも楽しかった。

仲良しコミュニティでしか生まれない楽しさも、
よりよい1曲を創り上げるシビアな側面も経験できて本当に良かった。

それぞれの目標に合わせて、それぞれのアプローチもある。
人の数だけ目標がある。
それがアカペラは分かりやすい活動なんじゃないかなって思うんです。

ちなみに、アカペラ以外でも目標に向かって行動したシーンもたくさんあると思います。

ビジネスやバイトの話で、目標に対してアプローチを語ってくれるのも
面接官として嬉しいのですが、なまじイメージがわいてしまう分、
ちょっと違くない?って思っちゃう瞬間もあるんです。
面接官のフィールド(ビジネス)で、即戦力として闘おうとしてくれているので。

  • 居酒屋のバイトで売り上げを上げようと思った
  • 後輩(2名)の成長が必須だと思った
  • 後輩が相談をしやすい環境を作った
  • 店舗全体の売り上げが先月比の1.4倍になった

えらい!優しい!尊い!好き!とは思うのですが、
「本当にその取り組みだけで、成果に直結したのかな?」
「店長や社員の影響はなかったん?」
「先月比って、時期や季節によらない?」
的なことが頭の中をよぎって仕方ないんですよね。。

(もちろん、論理性や因果がハッキリとしていれば、
その分、しっかりと評価をいただけますよ!)

いやな大人でごめんね。。
ぜひ、アカペラでも目標に向かって一生懸命に
試行錯誤をする経験を積んで、面接無双してください!

◆アカペラで身に付くスキル一覧

アカペラを通して、培われるスキルや力は本当にたくさんあります!
下記に一覧として記載をしていきますが、

大なり小なり、下記に当てはまるものが絶対にあります。

飲みサーだと思って参加している人はごめんなんですけど、
1曲でも完成させようとして努力した方であれば、
絶対に該当します!
なかったら、むしろ連絡してください。
見つけてみせます!絶対あるから。

前提として、新卒就活で求められている力

  • × 即戦力で今すぐ活躍してもらいたい!
  • ◯ 入社後、時間がかかってでも活躍できる人材に育ってほしい!

今すぐ使えるスキルを持っていることも必要ですが、
これから一緒に働きたい」人を採用したいのが新卒就活の基本です!

プレイヤーとしてのバージョンと、
サークル運営とししてのバージョンと分けてみました!

【プレイヤー編】
・チームワーク
・協調性
・多様性を認める力
・リーダーシップ
・プロデュース力
・柔軟性
・完コピする力
・独創性
・主体性
・セルフマネジメント力
・継続力
・モチベーションを維持する力
・時間管理力
・人前に出る度胸
・パフォーマンス力
・プレゼンテーション力
・問題解決力
・批判を受け止める力
・プロフェッショナリズム

【サークル運営/企画編】
・マーケティング力
・プロデュース力
・ブランド構築
・広報/SNS戦略
・交渉力
・多様性を認める力
・リーダーシップ
・柔軟性
・合意形成力
・人の長所を見つける力

◆パート別 自己PR例

各パート別の自己PR参考例を作成しました!
文字数が多くなってしまったので、それぞれのページを作成しました!
参考程度にご覧ください!

・リードボーカル 自己PR
・コーラス 自己PR
・ベース 自己PR
・パーカス 自己PR

各ページから、他の自己PR例を見てみる

◆アカペラーの面接対策

ここまで事前準備の部分を読んでいただき、ありがとうございます!
最後は実際の面接対策編です!
アカペラ×面接での伝え方について、一緒に考えていきましょう!

まず、アカペラについて語る場合には、
ハモネプ」というワードを必ず出してください。
おじさんたちはその言葉しか知りません。笑

ゴスペラーズと、ギリギリでリトグリ、ペンタという響きのみを知っており、
RAG FAIRまで知っていたら、上位5%の稀有でニッチな面接官だと思ってください。
今35〜40歳くらいの面接官たちが学生の頃って、
RAG FAIRさんめっちゃ流行っていたんですよ。

アカペラーが面接に入り、アカペラ経験を語った際に
多くの面接官から与えられる大きな難題が待っています。

え、ちょっとやってみてよ!」です。笑
アカペラは無伴奏音楽のため、面接会場での実演もたしかに可能ですが、
これはパーカスのみが通用する瀬戸際のラインです。
(そう考えた筆者は圧に屈し、とてつもなくシンプルな8ビートを打ち、
絶妙な空気感をつくった経験があります)

ちなみに、面接官の感覚でいくと、「モノマネをやってきました!」という学生に
モノマネを振らないのって、逆に失礼だよな…?」くらいの感覚で、
善意かつ無邪気に「アカペラ」を振ってきます。
(無知な面接官を赦してあげてね)

これ、いまだになんて返すのが正解かは分かっていないんです。
良いのあったら、教えてください!
友人のアカペラーの話も聴きながら、例だけ記載しておきますね!

以下、全てニコニコしながら回答。笑

  • 返答例①
    分かりました!
    実際にやりたいので、あと5人呼んで来ていいですか?
  • 返答例②
    一人での実演がむずかしいので、動画をお見せしていいですか?
  • 返答例③
    是非、入社後に披露させてください!

面接の中で「試しに何かアカペラやってみてよ!」は、
確実に訊かれると思った方が良いので、返答は事前に用意しておきましょう!

◆さいごに

ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます!
私はアカペラを始めて、活動できて本当に良かったと思っています。

色々なものに恵まれながらですが、
社会人になっても大切にしたい仲間ができて、

身体が衰えても続けられる趣味があって、
仕事に生きている力や考え方もたくさんありました。

筆者の思いとしては、アカペラーのみんなに、
納得いく就活をしてもらいたいという一心で、この記事を書いております。

みなさんが幸せに働き続け、なんなら歌い続けられるような
社会人になることを心から願っております!
記事:納得いく新卒就活の方法

ちなみに株式会社yutoriの代表取締役社長である片石貴展さんも、
大学時代はアカペラグループThe Snatch!をプロデュースされていましたね!
国内アパレル企業の代表としては、最年少での上場。
本当に凄すぎる・・・!

学生時代バンドマンだった起業家の方も多くいらっしゃり、
みなさんご存じの前澤友作さんや、バルミューダの寺尾玄さん、
サイバーエージェントの藤田晋さんなんかもバンド経験があるそうです!

いろんな役割の人がコラボして、一つのものを創り上げる、
そんなところに力を入れた経験は必ず役に立ちます。

自信を持って、今の活動を全力で楽しんでくださいね!