業界/職種研究

職業紹介:パラリーガル(法律事務職員)

◆パラリーガル(法律事務職員)ってどんな仕事?

パラリーガルは弁護士のサポートをして問題を解決する仕事で、限られた範囲の中で法律関連の仕事を行っています。

たとえば、弁護士の担当している事件の解決をサポートするために、本や書類を調べたり、以前の似たような事件の判例(過去の判決例)や事例を調査し、分かりやすく資料にまとめます。

また、裁判所に提出する書類を作成するために、関係者から話を聞いたり、事実を調査したりもします。

他にも、企業法務に特化したパラリーガルの場合には、企業同士の合併などの際の企業の調査を手伝うこともあります。

官公庁や企業、団体に必要な書類を取得するため、弁護士会を通じて手続きを行うこともあり、契約書や内容証明書などの書類を作成したり、行政手続きの許認可申請に関する書類を作成したりすることもあります。

ただし、パラリーガルは法律専門家ではないため、直接顧客に法的なアドバイスをすることはできません。弁護士の指示に従って法律業務を行います。

また、事務所によっては、法律関連の仕事に加えて、弁護士のスケジュール管理などの秘書業務、経理や郵便物の処理、コピー作業、ファイル整理、電話対応、来客対応なども行うことがあります。

◆パラリーガルになるには?

法律事務所で働くためには、学歴や資格は必要ありませんが、大学を卒業している人が多く、法学部の出身者が多いです。

昔は、法律事務所は小さい所が多かったそうですが、1990年代以降になると、事務所が合併して大きくなったため、即戦力でない新卒の人もパラリーガルとして採用されるケースが増えてきました。

一方で、弁護士が引退して事務所が閉まってしまったことがキッカケだったり、違う仕事から転職する人など、途中からパラリーガルとなる人も多いです。

逆に、パラリーガルからの転職先としては、同じ仕事の他の事務所だけでなく、一般企業の法務部にもなることがあります。

仕事に入った後、最初の半年から1年ぐらいは、受付などの仕事をしながら、事務所の仕事全般を学びます。

いろいろな仕事を経験して、特別な指示なしで仕事を任せられるようになるには、最低でも5年ぐらいの経験が必要だと言われていて、関連する資格として、日本弁護士連合会が「事務職員能力認定試験」があります。

事務所の大きさによって、担当できる仕事の範囲が違いますが、素早くて正確な書類を作る能力や、臨機応変に対応する力が求められます。

弁護士と信頼関係を築くことはもちろん、依頼人や関係者と連絡を取ったり、調整をしたりする機会も多いので、コミュニケーションの能力も大切です。

◆パラリーガルの働き方の特徴

法律事務所は小さいものから大きなものまでいろいろあります。

パラリーガルとは、法律事務所で働く専門職の人たちのことを指しますが、ちゃんとした制度ができていないこともあり、一般の事務員として扱われることもあるそうです。

大きな法律事務所では、たくさんの弁護士が働いていますが、小さな事務所では1人だけの弁護士のもとで働くこともあるため、働く場所によって、仕事の内容や条件が異なることがあります。

パラリーガルの仕事は、専門的なものなので、給料や働く時間なども、事務所ごとに違いがあります。

一般的には、朝9時から夕方5時までの勤務が基本ですが、大きな事件がない限り、残業は多くなく、一部の事務所では早番と遅番の2つの交代制で働く場合もあります。

男女比としては女性が多いですが、最近では男性も増えてきています。

弁護士の数自体も増えてきていることや、クレジットカードの問題や借金の問題、交通事故などの身近な法律問題も過去と比べて多くなっています。

これに伴い、弁護士の仕事をサポートするためのパラリーガルの需要も増えていると言われています。

◆働いている人の数(就業者数)

3,737,860人
(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)

◆月に働いている時間(労働時間)

163時間
(出典:令和4年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

◆お給料(年収)

437.4万円
(出典:令和4年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

◆年齢

42.7歳
(出典:令和4年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

◆有効求人倍率

0.33倍
(令和4年度)